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楊貴妃       (編 白居易之長恨歌)
仙楽風に飄り 処々に聞こゆ
せんがくかぜにひるがえりしょしょにきこゆ

霓裳羽衣の曲と舞い処々に流る
げいしょうういのうたとまいしょしょにながる

華清池に浮かぶ 宴に国忘る
かせいちにうかぶうたげにくにわする

惑わされた 男が悪いのか
まどわされたおとこがわるいのか

栄華を誇るとも いつか土に還る
えいがをほこるともいつかつちにかえる

栄華を誇るとも いつか土に還る

 

春宵短きに苦しみ 日高くして起く
しゅんしょうみじかきにくるしみひたかくしておく

海棠の眠り未だ足らず 春に和す
かいどうのねむりいまだたらずはるにわす

驪宮高くして 雲にと閉ざされる
りきゅうたかくしてくもにとざされる

艶やかなる 女が悪いのか
あでやかなるおんながわるいのか

妖艶を誇るとも やがて土に還る
ようえんをほこるともいつかつちにかえる

妖艶を誇るとも やがて土に還る

 

?鼓(へいこ)の響き動し来る 馬嵬に至りて
へいこのひびきどよもしきたるばかいにいたりて

六軍発せず奈何せむ 花鈿地に委す
りくぐんはっせずいかんせんかでんちにいす

救い得ず 血涙相和して流る
すくいえずけつるいあいわしてながる

嗚呼 何故汝が悪いのか
ああなにゆえなんじがわるいのか

命永らえても 所詮土に還る
いのちながらえてもしょせんつちにかえる

命永らえても 所詮土に還る

上 海 ・ 蘇 州 の 旅

04年 1月 4〜7日

(上の画像にリンクあります。)

 

中 国 物 産 展 へのリンクがあります

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《語句解説》

【白居易】
性は白、名は居易、字は天楽、号は香山。生772−846。
【仙楽】
美しい音楽。天子のことなので「仙」の字を用いている。
【霓裳(天人の衣)羽衣の曲】
唐の玄宗(楊貴妃の相手)が、夢に天人の舞楽を見、これに倣って作った楽曲。
【華清池】
驪山にある温泉。
【海棠(バラ科の落葉潅木)の眠り未だ足らず】
まだ酔いの醒めきらない楊貴妃の艶かしさのたとえ。
【驪宮】
驪山にある宮殿。華清宮。
【?鼓(へいこ)】
戦時に馬上で鳴らす攻め太鼓。
【動し来る】
「地を動かし来る(大地を揺るがしながらやって来る)」というべきところ、メロディーの都合で「地を」を省略。
【六軍(皇帝に直属する軍隊)発せず】
動乱の原因が玄宗(皇帝)の側近にあるとして、反抗し命令に従わなくなった。
ついに、楊国徒(将軍。楊貴妃の従兄)を暗殺し、禍根である楊貴妃の死を迫った。
【花鈿(婦人の額にはりつける飾り。または、花かんざし)地に委す】
花鈿が地面に捨てられたままである。
楊貴妃は、動乱の禍根として処刑されたので、災いを恐れ誰もその花鈿を拾って供養する者がいない。
【救い得ず 血涙相和して流る】
自分が楊貴妃の処刑を承認したという罪の意識も含め、
玄宗が血の涙を流して楊貴妃の死を嘆き悲しんでいる様は、誰にも救いようがない。

 

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